「肩車してあげる」は魔法の言葉 男に誘拐されかけた2歳女児がギリギリで保護
男は警察に、「こんな可愛い子から目を離してしまう親のほうが悪い」などと話したという。
■「あなたの娘か」と問われ沈黙
ただし女性は小さな娘を連れており、追いかけるのは困難だと判断。屋台を経営している男性に協力を求め、自分は警察に通報した。追いついた男性が「肩に乗っているその女の子はあなたの娘か」と声を掛けると、男は沈黙。あわやのところで女児は保護された。
男の身柄は警察へと引き渡されたが、嫌疑不十分だとして釈放されているため、いつどこに再び出現するかわからない。男以外にも危険な人物は大勢いる可能性があり、親たちは大切な我が子から決して手や目を離さないよう気を付けるしかない。
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■子供は肩車が大好き
女児は抵抗することなく男の肩にまたがっており、高い所からの眺めを楽しんでいるようにも見えたという。そのため「肩車してあげようか」という言葉に喜び、一緒に行ってしまったとも考えられる。
幼児の心を惹きつける魔法のような言葉で誘いかけてくる大人がいても、決してついて行ってはならない。親たちはそのことを、日頃から子供とよく話しておくべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)