子供にも教えたい! 農家が語るマメ科の植物の面白い生態

熊本のこだわり農家が語る、マメ科の植物に見られる面白い生態とは

2020/07/05 20:40

こんにちは。熊本県菊池市七城町にて無農薬・無施肥の安全でおいしい野菜とお米を作っている「なないろ農園」の代表・亀川直之です。

ニュースサイトしらべぇでは、野菜にまつわる豆知識をご紹介していきます。1回目は、大豆やインゲン、いまが旬のソラマメなどに代表される、マメ科の植物に見られる面白い生態についてお話しましょう。



 

■マメ科の植物の根の特徴

マメ科の植物の根には、よく見ると丸い粒のようなものがたくさん見られます。 これは細菌が棲むためのコロニーで、マメ科の自分が生きていくために様々な菌類を味方につけています。

どのように味方につけているのかを説明すると、植物が生きていくため欠かせない窒素を吸収するために助けてもらっているのです。


関連記事:草食動物がムキムキなのは体内に棲む生物のせい? チコちゃんの意外な回答が話題

 

■植物が生きていくためには窒素が必要

順を追って説明すると、植物が生きていくためには窒素が必要で、 窒素は葉や茎、果実、種子を構成するためのタンパク質やアミノ酸などの原料になります。

しかし、空気中にある窒素分子(N2)はとても安定した三重結合の状態で存在しているため、吸収するのが非常に難しいのです。イメージでいえば、「鍵が3重にかかったような状況」でしょうか。

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

次ページ
■具体的に説明すると…
共生大豆インゲン菌類窒素
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング