「テレワークハラスメント」が急増中 弁護士に寄せられた相談内容は…
テレワークに切り替わったことで、プライベートとの境目がなくなり、セクハラまがいのことをされたりと、様々な問題が勃発。労使ともにどんな工夫が必要?
「新しい生活様式」の中では、積極的なテレワークの導入が呼びかけられています。「自宅で仕事をする」ことは一見快適なように思えますが、デメリットも多くあり、弁護士たちの元にはテレワークに関する相談が多く寄せられています。
■テレワークの関する相談が急増
コロナ禍以降、テレワークに関する法律相談が増えています。今ではテレワークがむしろ原則的になり、休憩時間の算出方法、プライベートと勤務時間の切り分けなどにはじまり、テレワークでのセクハラに関する相談もありました。
画面を共有することによって、見たくはないLINEが飛び込んできてきた等の相談もありました。テレワークにまつわるものといえるかは微妙ですが、プライベートとの切り分けが困難であるのでしょう。
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■プライベートとの線引が難しい
また、「テレワーク中にプライベートな誘いを受けた」といった相談も増えています。
テレワークによって、たとえば電話番号やIDなどを聞き出すことに成功し、セクハラのようなものが横行していると相談されています。プライベートとの切り分けが困難であることの証左ではないでしょうか。