突然の停電でも活躍 懐中電灯やスマホをランタン照明にする方法
懐中電灯やスマホのライトを、広範囲を照らす「ランタン照明」にする方法。レジ袋やペットボトルで簡単にできる
熊本県など九州南部を中心に、甚大な豪雨災害に見舞われている。今後は九州地方に限らず、四国、近畿、東海、関東など広い範囲で大雨への警戒が呼びかけられており、「突然の停電」にも備えておきたい。
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■『東京防災』簡易ランタンの作り方
夜間に停電が発生した場合、まず灯りを確保する必要がある。東京都が作成した防災ブック『東京防災』でも紹介されている「簡易ランタンの作り方」では、懐中電灯を「ランタン」として、より室内を明るく照らすことが可能に。用意するものは、「懐中電灯」と「ビニール袋」のみ。
懐中電灯に写真のようにビニール袋をかぶせ、ズレ落ちないようビニール袋を縛るだけで完成する。この程度の作業であれば、暗闇の中でも簡単にできそうだ。
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■明るさの違いが一目瞭然
こちらは、懐中電灯をそのまま点灯させ灯り部分を上に向けたもの。天井部分が明るく照らされているものの、周囲に置かれたぬいぐるみには光が当たっていない。
一方、ビニール袋を被せると、単焦点だった懐中電灯の灯りが、ランタンのように広範囲を照らしてくれるように。停電中に食事を取る場合などにも役立ちそうだ。
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■スマホ+ペットボトルでも
また、手元に懐中電灯がない場合には、スマートフォンのライトを活用するアイデアも。そのまま使用するとごく一部分だけが照らされるのだが…
水の入ったペットボトルをライト部分の上に置くだけで、写真のようにグッと明るさがアップ。この方法は、昨年10月に台風19号が関東地方に直撃した際、『ZIP!』(日本テレビ系)への出演でも知られている、気象予報士・小林正寿氏が、停電対策として自身のインスタグラムで紹介して話題に。
外出先で突然災害に見舞われた場合などにも、ぜひ覚えておいてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)