2歳女児が新型コロナ隔離病棟で性的暴行被害 母親が通報するも当局は無関心
事件について「警察も児童保護当局も真剣に動いてくれない」と嘆く母親。このような性犯罪を野放しにしてはならないはずだが…。
■おばの直感が当たる
翌日の午前中、検査結果で新型コロナウイルスにかかっていないことが判明して女の子は退院。しかし、動揺する様子や歩くのが辛そうな状態に気付いた女の子の叔母は、性的ないたずらによる股間の痛みを疑った。
母親は女の子を連れて、村の別の診療所で受診。詳しい検査の結果、強姦の被害が判明した。オムツを交換する際に、犯行があった可能性が考えられるという。
母親はただちに警察や児童保護に通報したが、その後メディアの取材に応じ、当局の無関心さや被害者側の非力さに対する悔しさをにじませた。夕方に相談した警察では、「時間が遅い」といった理由で、門前払いの扱いを受けたという。
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■信頼していた病院も…
病院は女の子の家族に時おり調査の進捗状況を報告し、補償に関する話し合いも期待できそうな印象だった。
ところが、保健当局に対して「事件については何も知らされていない」などと嘘の説明をしていたことが発覚。母親は落胆しており、犯人の判明まで長期の辛抱を覚悟する必要があるという。
そんな中で数日前、ハウテン州保健当局は病院から調査結果の中間報告を受けた。警察が捜査に協力的ではない中、病院の調査も独自に行われたものだといい、報告される内容の信ぴょう性については疑う向きもあるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)