2021年に延期の2020東京五輪 来年の開催予定にも不安広がる
新型コロナウイルスが収束しない現在。来年の五輪についてどう思う?
2020年7月、本来なら東京は世界中の人が集まり、沸き返る予定だった。世界的な新型コロナウイルス感染拡大により2021年に延期となった2020東京五輪だが、一向にコロナ騒動が収束しないことから、開催を危ぶむ声も。
前回大きく盛り上がった東京五輪から56年、今回を逃すと日本で夏季に開催される可能性はかなり低いことが予想され、開催を望む人は多いだろう。
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■2020東京五輪を開催してほしい?
2020東京五輪の開催について世間はどう感じているのか。しらべぇ編集部では2020年7月上旬に全国の10~60代の男女2,168名に意識調査を実施。
結果、「開催してほしい」と答えた人は42.7%。世界で新型コロナウイルス猛威を奮っているだけに、現実的に無理と考えている人が多いようだ。
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■世代で意識に差
開催してほしいと答えた人を世代別に見てみよう。
最も多かったのは10代で51.6%。「これから」の世代は、開催を望んでいる。一方20代以降は開催に否定的。コロナで職を失う、大きく収入を減らすなどしている人もいるだけに「それどころじゃない」と感じているのかも。
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■否定的な人の声は?
開催に否定的なのは、40代女性のYさん。
「新型コロナウイルスは日本でも蔓延していますが、それ以上に海外で深刻化している。現状明確な治療薬もありませんし、そんな状況で世界の様々な国から人が来ることは、日本人の命を危険に晒すことになる。
実際、選手も国を超えることに不安を覚えているはず。しばらくは世界大会もできないと思う」
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■開催するべきとの声も
一方10代男性のMさんは、開催を望む。
「コロナは心配だけど、生で見てみたいと思う。せっかくここまでいろいろな人が尽力し、選手も出場するために死力を尽くしていたのに、コロナで潰されるなんて理不尽ですよ。
対策をしっかりしたうえで、開催してほしい。それがコロナと共存する社会をアピールする場にもなる」
新型コロナウイルスの勢いが衰えないだけに、現時点では「中止やむなし」の意識が広がりつつあるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数