今、激アツの格ゲー×お嬢さま 漫画『対ありでした』からその魅力を探る

ネット上で密かに注目を集めているジャンルが、格ゲー×お嬢さま。人気作品から同ジャンルの奥深さを探る。

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2020/07/20 09:40

対ありでした。

近頃、ツイッターを中心としたSNSで注目を集めているジャンルが格闘ゲームとお嬢さまの融合。一見すると完全に相反する2つのジャンルが何故ここまで注目されているのか、先月第1巻が発売されたばかりの漫画『対ありでした。〜お嬢様は格闘ゲームなんてしない〜』(以下・対あり)からそのヒントを探っていきたい。



 

■ギャップが凄まじいストーリー

『月刊コミックフラッパー』で連載中の『対あり』は、全寮制のお嬢様学校に特待生枠で入学した庶民・深月綾と、学園の女生徒の憧れを一身に集める気品高き美少女・白百合を軸とした物語。

入学から2ヶ月が経過し、自分とお嬢様たちの間に感じるギャップに悩んでいた綾が人気のない特別教室棟を歩いていると、史料室から発せられる妙な物音に気づく。

恐る恐る扉を開くと、そこにはアーケードコントローラーを握り、対戦格闘ゲームのオンライン対戦に興じる白百合の姿が。激戦を制し、相手に勝利した白百合は普段の雰囲気とは異なる満面の笑みを浮かべ、「っしゃオラッ」と勝利の雄叫びを上げたのである。


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■ネット上で有名すぎるワンシーン

その後、白百合は椅子の上に片足を乗せ、「オイオイオイど〜した糞雑魚ッ!!!」と叫び始める。続く「勝ち確煽りかました相手に逆2タテ喰らって今どんな気分!!?」「ど〜して弱いのにイキリ屈伸しちゃうのかなァ!!!」「教えてよ、ねェ!!!」と煽り文句をぶちまけるシーンは同作の象徴として名高く、内容は知らずとも「ネット上でこの一コマは見たことがある」という人も多いことだろう。

ちなみにこの台詞、格闘ゲームをある程度かじった経験がある人でないと読解が難しいが、意訳すると「自分の勝利が確定した対戦相手に、逆転で2本先取されて今どんな気分?」「どうして弱いのに、相手を煽るような動きしちゃうのかな?」という意味になる。

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■「格ゲー」という文化から生まれる言葉

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