
子供と犬が大好きだという愛情豊かな女性を、とんでもない悲劇が襲った。愛犬2頭を連れ公園を散歩していたなか、わずか数秒間の不注意により命を落としてしまったという。
■誰からも愛された良き母親
英国・ノース・ウェールズのレクサムという町に暮らしていたデボラ・メアリー・ロバーツさん(47)。知人・友人・家族のすべてが「これほど愛情深く、また誰からも愛されている女性も珍しい」と称えるロバーツさんは、4人の子供と愛犬たちに囲まれる生活をこよなく愛していた。
ところが7月8日、彼女は2頭の犬を散歩させていた自宅近くの公園で、草むらに意識なく倒れているところを通りがかった少女に発見された。
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■低い姿勢をとることの危険性
ロバーツさんはその段階で心肺停止の状態にあり、駆けつけた救急救命士が心肺蘇生法を行うも、息を吹き返すことはなかった。その首には犬のリードが絡まっていたが、デンビーシャー警察の司法解剖を経て、致命的な咬傷や事件性は否定されている。
散歩中、何らかの理由でロバーツさんが低い姿勢をとっていた時にリードが彼女の上半身に絡まり、犬が引っ張って首を絞められたことが考えられるという。