犬の多頭散歩でリードが絡まり窒息死 飼い主へ排泄物の処理中も注意喚起
にぎやかで楽しいため多頭飼いに憧れる愛犬家は多い。だが、安全でストレスのない多頭での散歩は「なかなか難しい」という声も…。
■排泄物を処理する間か
多頭飼いの散歩中で窒息事故が起きた時に何より疑われるのは、飼い主がしゃがんで犬たちの排泄物の処理にあたっているときに、体高のある犬があちこちに動いて飼い主の体にリードが絡まってしまうことだ。
それが首であれば命の危険に直結するため、絡まり防止の工夫がなされた2~3頭引き専用のリードも市販されている。だが基本的に、排泄物の処理をおとなしく待てない犬が1頭でもいる場合、多頭での散歩はあきらめたほうが無難だという。
関連記事:闘犬だったフレンチブルドッグが暴走 愛情を注いだ飼い主を噛み殺す
■安全な散歩はしつけから
今回の事故以外にも多頭飼いの場合、1頭が吠えて興奮や攻撃性が他の犬に伝われば、吠え声の合唱で大変な音量となる。犬たちが道幅いっぱいに広がって歩けば、通行人に恐怖を感じさせてしまう。できれば人通りの少ない、吠えても問題のない場所を選ぶといった気づかいも必要だろう。
もちろん1頭でも同じこと。犬の散歩は何より飼い主の良識と真剣なしつけから、といった声は常に多いようだ。
・合わせて読みたい→川に身を投げた飼い主を待ち続けた犬 橋から離れようとしない姿に人々が涙
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)