「剣道」専用のおしゃれマスクが誕生 独特の構造で飛沫を軽減

岡山県にあるネクタイなどを製造する笏本縫製(しゃくもとほうせい)が剣道用のオリジナルマスク「KEN-to-01」を販売すると発表。同日受注を開始した。

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岡山県にあるネクタイなどを製造する笏本縫製(しゃくもとほうせい)は27日、剣道用のオリジナルマスク『KEN-to-01』を販売すると発表。同日受注を開始した。

縫製のプロとして、剣道の世界が一日も早く元通りになるよう願いを込めて企画されている。

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■面の下に付けることを意識

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同商品は、抗菌防臭、吸水速乾の国産生地を選択し、顔に優しく添い、呼吸が苦しくならないくらいの空間ができるよう絶妙な立体設計を採用。

「面」の下に装着することを計算し、アゴ紐を面金に固定し、テントを張るような形に設計することで、飛沫を軽減させる構造にした。


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■マスクとシールドの併用を推奨

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新型コロナウイルスの影響でスポーツ界にも逆風が吹き荒れているが、室内という環境に加え、対戦相手との密接、さらには技を繰り出す際の「掛け声」が必須な剣道は、各地で試合や道場の運営が中止になるなど、かなりの余波を受けている。

4月5日、全日本剣道連盟は対人稽古の禁止を公式HP上に通知。現在はその状況は脱しているがマスクとシールド、両方を同時着用することを推奨しており、「段位の審査会は早くて8月末に再開する予定です」(全日本剣道連盟)と少しづつだが、元の状況に戻りつつある。


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■デザイン性にも深いこだわり

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同社は、「剣道競技において対人稽古をする場合はマスクの着用が必須となりました。とはいえ、防具(特に面)を装着して行う剣道は通常のマスク着用では苦しく、他競技に比べてもハードルが高いものと思います」と見解を述べている。

それゆえ、『KEN-to-01』のポイントとして息苦しくない、面への装着時にひと手間加えるだけという装着の簡単さ、さらにプロの縫製メーカーとして防具とマッチする「カッコイイ」デザインにこだわったという。価格は1,500円(税抜)。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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