梅雨シーズンの強い味方 「低気圧頭痛」に効く専用薬が薬局で売上好調

低気圧に効くとされる、小林製薬とロート製薬から発売されている薬が人気を呼んでいる。

2020/07/29 08:40

テイラック
(画像提供:小林製薬)

8月上旬にかけて、各地で梅雨明けが見込まれ、梅雨空が連日続いている。低気圧の気候で、気持ちも下向きな人も多いことだろう。

一方、低気圧により頭痛やめまいなど、身体に不調を覚える人もいる。そうした症状は「低気圧不調」と称され、医薬品メーカーの小林製薬が行った調査によると、実に3人に1人がその症状を自覚しているという。

気圧差が引き起こす症状に苦しむ人に向け、今年、同社とロート製薬から専用の薬が発売されており、人気を呼んでいる。



 

■目標の1.5倍ペース

小林製薬が4月、発売を開始したのが「テイラック」(24錠、1,100円)。同社広報課によると、発売開始から3ヶ月経った7月10日時点で、初年度販売目標の1.5倍のペースを記録しており売れ行き好調だ。

「低気圧による体調不良を改善する方法が分からず、頭痛薬などを飲んでいるという実態」(小林製薬)もあり、同商品に救いの手を求める人が殺到したのだろう、と見解を示した。


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■なぜ今さら登場?

その昔は気圧差による体調不良は「都市伝説」として何の信ぴょう性もないという声もあった。ただ、現に低気圧によって頭痛の症状が出る人は少なくないのだ。

その際の主な症状は頭痛であり、これまでほとんどの人は放置するか「とりあえず頭痛薬を飲むか」と対処をしてきた。

小林製薬はそんな状況を把握した上で、「低気圧不調に対し、『頭痛薬で本当に効果があるのか』という疑問を抱くお客様もいたのです。そんな声に寄り添おうと、専用の薬を開発することにしました」と経緯を説明する。

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