与論島で新型コロナ感染拡大が止まらない 住民は「島に来るのは大変危険」
与論島で新型コロナ感染拡大していることで島民が全国へのメッセージ
■島を訪れる皆さんに感染させたくない
島で焼肉店を営む箱山氏は、今の想いを文章にしてツイッターに投稿し、現在もそれが拡散中だ。
島内コロナ感染を止めるため与論島民一丸となって頑張っていますが、ごく一部の観光客の方は与論島に来てしまっているようです。
どうか、この文章を読んで、あなたの安全を守るための来島自粛を!怒りではなくエールとともに拡散お願いします!#与論島 #頑張れ与論島 #来島自粛 #拡散希望 pic.twitter.com/LNslHNchl5
— ナビィ@すみ火焼肉サム in 与論島 (@sanshin_D_navy) July 27, 2020
箱山氏は、しらべぇ編集部の取材に対して、「島を愛し、そしてきれいな海を気に入って訪れる皆さんを、新型コロナに感染させたくない」とこの文章を書いたその想いについて語った。
「今は危険な状況にある島に来島することで、万が一感染し、それが全国各地に広がることを一番恐れている」と話す。
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■不便な生活を送る島民のために
箱山氏によると、島のメインストリートにはほとんど人がおらず、閑散としている状態。島民も感染を警戒して、思うように外出できないという。そのため、経営する焼肉店で「あとばらい置き弁」を始めた。
この与論島の緊急事態。焼肉屋として何が出来るか一晩考えました。
誰にも接触せずに、家から出なくてもお弁当を頼める方法を考えました!
「あとばらい置き弁」始めます。
毎日3食ご飯を作るお母さんが少しでも楽になますように。不安な気持ちが少しでも晴れますように。今日もお弁当作ります! pic.twitter.com/IxmELmXebK
— ナビィ@すみ火焼肉サム in 与論島 (@sanshin_D_navy) July 23, 2020
保育園も休園中で、飲食店もほとんどが閉まっている状態のため、困っている島民の皆さんに何かできないかと考えたという。そこで接触しない形での支払いはいつでもいい「ツケ払い方式」の弁当配達を始めた。
ところが、ドアノブに袋をかけてお金を入れて置いてくれたり、感謝の手紙が同封されていることもあるという。箱山氏は「普段からの顔見知りだからこそ、こういったこともできる。島民みんなでこの危機をなんとか乗り越えたい」とその決意についても語った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)