社会をむしばむコロナ差別が勃発する中… 鹿児島市の啓発ポスターが話題に

コロナ差別やいじめが社会問題化する中、鹿児島市の勇気あるメッセージが話題に…

2020/07/29 19:40

鹿児島市役所
(画像提供:鹿児島市)

新型コロナ感染拡大が深刻化し、コロナ差別もあちこちで勃発中。そんな中、鹿児島市が作った「STOP!コロナ差別」ポスターが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、鹿児島市から導入の経緯等詳しい話を聞いた。


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■新型コロナいじめが勃発

新型コロナの感染感染拡大によって、感染者やその家族、医療従事者や物流を支える運送業者などに対する差別やいじめが社会問題化している。

実際に看護師の白衣を洗ってくれる業者が見つからない、子供が保育園で預かり拒否。県外ナンバーに対するあおり運転、投石、店や車に嫌がらせのビラが貼られる。また、宅配業者の配達員が「コロナを運ぶな」と除菌スプレーをかけられるといった事象が各地で起きている。


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■鹿児島市が強いメッセージを発信

各地の法務局などの相談窓口には、具体的相談が一定数寄せられているという。このような状態を看過できないと立ち上がったのが、鹿児島市だ。法務局と連携している人権啓発室が中心となってチラシを作成。

コロナ差別啓発チラシ
(画像提供:鹿児島市)

そこには、「新型コロナウイルス感染症は、誰にでも感染リスクがあります。不当な差別や偏見、いじめ、SNSでの心ない書き込みなどは決して許されません」などと強いメッセージを発信している。

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■市職員が協力しあって掲示
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