小池都知事、感染者急増も見えた一筋の光 「感染拡大特別警報に響いてくる」

東京都の小池百合子都知事は、夏本番に向けた新型コロナウイルス感染を防ぐ過ごし方を説明した。

2020/07/31 16:20

東京都内における31日判明の新型コロナウイルスの新規感染者数は、463人となり、30日に判明した367人を上回り過去最多を更新した。

31日の定例会見で、東京都の小池百合子都知事はより一層の感染拡大防止への協力を求めつつ、まもなく訪れる夏本番に向けた過ごし方を説明した。



 

■重症患者は減少

現在、PCR検査数は6,000件に迫る勢いで実施中。重症者数は、30日の22人から16人に減少し、小池都知事は「感染者数は増えているが、重症者数が減っていることに医療現場への感謝を示したい。『感染拡大特別警報』の段階に響いてくるのではないか」と、感染状況の警戒レベルが緩和される可能性に言及。

だが、「4連休(23~26日)に検査を受けなかった人もおり、これから陽性者数がさらに増える可能性は高い」と、感染者増加へ警戒は緩めない構えだ。

都独自の緊急事態宣言発令の可能性も言及したが、「どの業種に休業要請を出すかなど(線引きがあり)、全ての経済活動を止めるのは『ウィズコロナ』(コロナと共生する社会)の時代と違う」と強調した。


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■「東京を虹のマークで埋めたい」

事業者が感染対策を実施していることを店舗に掲示し、お客が安心して利用できる判断材料となる、虹のマークが描かれた「感染防止徹底宣言ステッカー」について、31日時点でダウンロード数が9万件を突破したという。

「100万枚を目指し、東京都中を虹のマークで埋め尽くしていきたい」とし、未掲示の各事業者に対し協力を求めた。


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■夏の過ごし方は…

「今年は梅雨明け遅いですよね」と感じる小池都知事だが、東京都で梅雨明けが迫り、夏本番の到来は目前。

コロナ社会の中、マスク着用について「気温や湿度が高い中でのマスク着用は、ソーシャルディスタンスを保ちつつ(外すなどして)注意してもらいたい。水の補給もこまめに」と呼びかけた。

自宅でのエアコン利用時においても、「密閉空間とならないために、1日何回か、エアコンは付けておきながらでも、室内の風通しを良くしてほしい」と、エアコン利用時にもできる感染対策を都民に行うよう求めた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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