歌舞伎町・名物そば店がマナー違反客に警告 センス溢れる張り紙に称賛の声
新宿・歌舞伎町にある立ち食いそば屋『いわもとQ』の店頭にてインパクトがものスゴい張り紙を発見。ネット上でも大いに話題を呼んでいる。
■今の歌舞伎町に嘆き
同店の店主は、昨今の歌舞伎町の人々のマナー低下を大いに嘆いている様子。張り紙に書かれていたように、マスクも付けずに大騒ぎをする若い客を数度注意したところ、相手は反発の意思を見せてきたという。
「昔はホストやキャッチのお客さんもしっかりマナーを守ってくれる人が多かったのですが…最近はマナーの悪い人がかなり増えていますね」「コロナ禍で今、夜の街のイメージがどんどん悪くなっているにも関わらず、歌舞伎町で働いている人が、自ら歌舞伎町の評判を下げているようにしか思えません」と、街の現状について語ってくれた。
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■それでも遊び心を忘れない
マナーの悪い客の動向に対し、他の利用客も大いに困っている現状を受け、店主は今回の張り紙を閃いたという。
「でも、ガチ切れしたトーンの文章を書いたら、無関係のお客さんが怖がっちゃうと思ったんです」「なので、あえて冗談なのか本気なのか判断しにくい文章にして、強すぎる警告文にならないよう工夫しました」と、文面について語っている。
同店は多くの世代の客が利用するため、幅広い層に突き刺さるワードを検討した結果、「ドラクエの呪文」に辿り着いたそうだ。ちなみにドラクエには数多くの攻撃呪文が存在するが、複数の敵を攻撃する効果が主流となっている。
そのためネット上では「メラゾーマを選んだ理由は、周囲の善良な客を攻撃に巻き込まないための配慮ではないか」と、店主の粋な呪文チョイスの背景を考察するユーザーも見られた。
同店はそばも丼ものも絶品なので、気になる人はしっかりマナーを守り、歌舞伎町の味を楽しんでほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)