娘の殺害動画が5年経ってもSNS上に 激怒した父親が法規制を求めて活動
無法地帯となっているSNSの画像・動画投稿。「そろそろ真剣に規制を」と訴える声は多い。
■モグラ叩きの状態が5年間
アンディーさんは、動画の具体的にどの部分に問題があるのかを詳しく説明するよう求められ、娘が射殺されるシーンなど直視できないと、返信を断念したこともある。
一旦は削除されても別のアカウントに同じ動画がアップされ、いわゆるモグラ叩きの状態も続いた。こうして5年後の今もなお、動画の完全なる削除は実現していない。
サイトの運営者に任せても埒が明かないことから、アンディーさんは最近になって問題のある画像や動画のSNS投稿について、連邦議会での審議を求める活動を開始した。
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■銃乱射事件との関連性も
「一旦ネットに流出した情報の完全消滅は難しい。それなら問題のある動画をSNSに投稿すること自体を国として厳しく規制するべきだ」と訴えているアンディーさん。
彼をサポートしているのは銃規制派の活動家、そして26名の犠牲者を出したコネチカット州のサンディフック小学校銃乱射事件(2012年)の遺族たちだ。同事件の20歳の犯人については、長年にわたり銃殺の描写がある残虐な動画に夢中だったという事実が判明している。
ネット上にあふれている非常に暴力的な画像や動画。フィルタリング設定により有害なページから子供を守るにも限界があり、投稿そのものの是非を問う声はますます高まっている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)