車中で夫と緊急出産した女性 「成功したのは医療番組のおかげ」

プロの医療従事者にもファンが多い医療ドキュメンタリー番組。得た知識が実生活に生かされることも…。

2020/08/02 10:20

出産
(fabianaponzi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

時間をかけて陣痛が徐々に強くなり、波の間隔も短くなって赤ちゃんがいよいよ下りてくる。これが自然分娩の一般的なプロセスだが、稀には「いきなり」の出産劇を経験してしまう女性もいる。その時、もしも夫と自分の2人しかいなかったら…?



 

■マイカーの後部座席で出産

英国・リンカンシャー州のスタンフォードで7月18日、ナオミ・ハバードさんという29歳の妊婦が、マイカーの中で赤ちゃんを出産した。

頼れるのは夫ひとりという状況での分娩だったが、その後に運ばれたピーターバラの病院で、母子ともに健康状態は良好と確認。赤ちゃんの体重は3,316グラムであり、ジョージくんと名付けられた。


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■深夜に車を飛ばすも…

当日の早い時間に陣痛が始まり、同じ病院で受診していたハバード夫妻。だが「(分娩は)まだでしょう」と帰され、自宅に戻ったところでナオミさんは破水。陣痛の波がいきなり短い間隔で訪れるようになった。

時刻は午前2時で、深夜の道路は空いていた。夫のジャック・ハバードさん(29)は苦悶するナオミさんを車に乗せ、時速112キロメートルという猛スピードで病院へ向かったという。

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■「間に合わない」と観念
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