「都合の良い時に助け合う」格闘家・青木真也がとる人間関係が超合理的だった

総合格闘家の青木真也が、『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』(徳間書店)を執筆し、熱い思いを語った。

青木真也

「一定の距離を保ちながらも、お互いに助け合うのが『ファミリー』。俺たちはファミリーだ!」

総合格闘家の青木真也が執筆した『距離思考 曖昧な関係で生きる方法』(徳間書店)が、1日に発売された。「お互い、都合のいい時に付き合えばいい」とも定義される、『ファミリー』と称する独自の人間関係論を抱く青木が、現代社会における生き方の「すゝめ」を提案した一冊だ。


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■自由に解釈できる関係

二つの家庭を持つ友人の話を聞いたことが、曖昧な関係性「ファミリー」論着想のきっかけだった。その友人には、各家庭にそれぞれ妻と子供がおり、一方とは婚姻関係を結び、もう一方とは結んでいない。婚姻関係を持たない方の妻が、自らを「ファミリー」と説明していたと、青木は聞かされた。

結婚とは違い、法律上の制約がないファミリー。「お互いに助け合う」ことを指すなら、異性、同性関係のない「友人」とも解釈できるし、上記知人の例にあるファミリー関係なら「浮気、不倫」とも読めるが、どう違うのだろうか。

「『ファミリー』に明確な線引きはないよ。友達に、『俺たち友達だよな』という確認もしないでしょ?

不倫や浮気も、他者が決めつけて否定するもの。当事者間での合意があるなら、家庭が二つあってもいいと思う。他者が他人に考えを押し付けるのはよくないよ」


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■ファミリーに助けられてきた

青木は、「近い距離感だと、ファミリーは3、4人くらいいる」と話す。自身はこれまで、彼らに「無限大に助けてもらってきた」と振り返る。

「試合に出たくなかった時も、ファミリーからの応援の声を耳にして、『そこまで言うなら頑張ろう』かと。助けられてばっかりだったな」

ファミリーへの感謝の言葉を口にしつつも、「付き合いたくなかったら付き合わなくていいんだよ。揉めそうなら離れればいい」と、あくまで一定の距離のもとで人間関係が構築されていくという。

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