超手軽な「ペットボトルの炭酸が長持ちする裏ワザ」の検証結果が悲惨だった

 

■しかし令和には100均がある

炭酸を保存するなんて人類には無理だったんや……とガッカリしていたところ、100均の「ダイソー」にて『炭酸を逃がしま栓』なる、炭酸が抜けないキャップが売っているのを発見。

人類の文明があれば裏ワザなんて必要なかったんや！　と早速購入し、同じ条件で1.5Lのサイダーと500mlの炭酸水にセットしてみた。

『炭酸を逃がしま栓』はペットボトルに取り付けて空気を送るポンプ式の道具で、ペットボトル内の空気圧を高めることで炭酸を溶かさないようにする、要は未開封と同じ状態にするという原理で作られているようだ。

500mlはまだしも1.5Lがパンパンになるまでポンプを押すのは結構な重労働で、これなら500mlを2本買います……と本末転倒なことを感じた。が、検証はとりあえず最後までやってみる。

というわけで、同じく5日間放置してみた。

ポンプ付きペットボトルは放置前と同じくパンパンのままだが、圧力がかかった状態なのか、裏ワザと同じように炭酸が溶け出しているのかはわからない。

コップに出してみるとこのような結果になった。

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■今度こそ…炭酸よ残り続けろ！

【1.5Lサイダー】

裏ワザなし：微炭酸の甘い水。

裏ワザ（100均グッズ）あり：微炭酸の甘い水。

【500ml炭酸水】

裏ワザなし：微炭酸の水。

裏ワザ（100均グッズ）あり：微炭酸の水。

……結論、100均グッズ使用の裏ワザありとなしで全く差がなかった。なんなら使用なしの方がほのかに炭酸が残っている気すらした。

炭酸の圧倒的な溶け出す力の前に、ポンプを押した努力は無意味に終わってしまうことがわかった。

ネットで調べたところ1日程度なら効くというレビューもあったため、短期間であれば効果があるという見方もある。

また実は貝印やニトリなどのブランドでも炭酸キャップが売っているので、もしかしたら良いものを買えば効くのかもしれない。いや、それなら500mlを2本買いますが……と思ったところで、炭酸系の裏ワザが流行らない理由を悟った気がした。

今回のところは、2020年8月における人類の力（予算110円以下）において炭酸を保存するのは無理であった……ということで記事を締めさせて頂く。もし、もっといい裏ワザや道具があったらぜひ教えて欲しい。

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（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）