「入って大丈夫…?」 スケスケ過ぎて不安になるトイレに込められた最新技術

日本財団がプロジェクトの一環として導入した、公衆トイレのデザインと仕組みが話題だ。

2020/08/10 08:20


 

■一瞬で不透明に

設置された翌6日、編集部は実際に代々木深町小公園のトイレを見に行った。

東京メトロ千代田線の代々木公園駅3番出口からすぐそばにある同公園。男子トイレは紫、女子トイレはピンク、多機能トイレは黄色でそれぞれ分けられていた。近未来的なデザインで、おしゃれな印象を抱かせ、入りやすそうだ。

だが外から見ると、中の様子が露わになっており、「大丈夫かな…」といささかの不安を抱いた記者。入ってみると感動した。鍵を掛ける前、外が丸見えだったが、ロックすると一気に周囲が紫色に包まれ、外は見えなくなった。便器自体も、きれいで不快感なく使用できた。

小学生の男の子がトイレに入る様子を観察していると、やはり同様に中の様子は伺い知ることができなくなった。


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■子を持つ親からは…

同公園を毎日利用しているという、2人の男の子のお子さんを持つ20代パパは「安全面を考えて、変なものがないとわかりやすいのでいいですね」と安堵の表情を浮かべつつも、「まあうちは男の子2人だから、そこまで危険は感じませんが…」と笑っていた。

ネット上では、「最初入りたくないと思ってしまう第一印象ですが、周知が徹底されると安心して使えそう」「入る前に可視化されていると、犯罪防止の上で誰かが潜んでないか確認できていいことだと思います」と安堵の声が続出。

一方、「入って鍵を掛けた後、心配になって外に出て確認しそう…」「落ち着いて使えない…」と、心理的に落ち着けないという声も見られた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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トイレ不快公衆トイレ代々木防犯渋谷区
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