島根のサッカー強豪校関連で新型コロナ93名陽性 全校生徒310名PCR検査実施へ
立正大学淞南高等学校でクラスター発生。今後全校生徒310名のPCR検査実施予定
新型コロナ感染拡大の波が止まらない中、島根県のサッカー強豪校でもクラスターが発生した。しらべぇ取材班は、松江市と当該校から現状と今後の対策等を詳しく聞いた。
■現在部員30名に発熱症状
松江市健康政策課によると、8日に立正大学淞南高等学校のサッカー部の生徒1名と、サッカー部の専用寮に仕事で出入りしている70代の男性の感染が確認されたという。そのため、サッカー部員135名と教職員6名、70代男性の同居人3名のPCR検査を実施した。
結果として、サッカー部員86名、教職員2名、同居人3名の陽性が9日に判明。9日の時点で部員30名に発熱の症状がでており、味覚障害や頭痛、下痢、喉痛、倦怠感などを訴えている生徒もいる。
高校によると、現在症状がでている部員は入院し、検査で陰性がわかった生徒は、別の施設に移動。症状がでていない陽性者のみ、寮にとどまっている状態だという。
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■全校生徒にPCR検査実施予定
この学校は、7日に終業式を行い、現在夏季休業中。市は感染した部員らが、ほかの生徒と接していた可能性を考慮し、全校生徒310名にPCR検査を実施する方針だ。10日も一日中検査を実施していたという。
松浦市長は、「新型コロナウイルス感染症は誰もがかかる可能性がある感染症。犯人探しやSNS上での誹謗中傷は厳に慎んでいただきたい」と訴えている。