元ベイビーレイズJAPAN大矢梨華子 「アイドルだったから歌える歌詞がある」

1stミニアルバム『一恋一会』をリリースした大矢梨華子にインタビューを実施。アルバムに込められた想い、シンガーソングライターとして曲を作り歌っていく上での気持ちの変化など話を聞いた。

大矢梨華子

2018年に惜しまれながらも解散したアイドルグループ「ベイビーレイズJAPAN」の元メンバーで、現在はシンガーソングライターとして活動する大矢梨華子が5日、1stミニアルバム『一恋一会』をリリースした。

しらべぇ取材班は同作の発売日直前にインタビューを実施。このアルバムに込められた想い、シンガーソングライターとして曲を作り歌っていく上での気持ちの変化など話を聞いた。


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■シンガーソングライター“大矢梨華子”として

大矢梨華子

―――『一恋一会』のリリースが決まったとき「ソロ活動をはじめて2年目、夢のひとつであったCDショップにあたしのアルバムが並ぶことがすごくすごく嬉しいです」とコメントされていましたが、いよいよ発売日が直前に迫った今のお気持ちはいかがですか(8月3日に取材実施)?

大矢:グループ時代に遠征して東京のライブに来てくださるファンの方も多かったので、やっとその方たちの手元に私の音楽を届けられると思って、CDを出すことが決まったときはただ本当に嬉しいっていう気持ちが大きかったんですけど、明後日いよいよ店頭に並ぶということで、今は少し緊張してますね。


アルバムができて自分の手元に届いたり、完成したものを聴いたりする中で、嬉しい気持ちが最初よりもどんどん大きくなっていく一方で、みなさんにどんな反応をしていただけるんだろうってドキドキしてる感じです。


もしかしたら、このアルバムが新しいファンの方と繋げてくれる出会いのきっかけになってくれるかもしれないと思うと、すごく楽しみな気持ちもありますね。


―――最初に音源を聴かせていただいたとき、楽器の奏でる音とソウルフルな歌声を愚直に伝えようとしているアルバムだという印象をまず受けて。このアルバムで大矢さんを知った人は、アイドルとして活動していたということにびっくりする人もいるかもしれませんね。

大矢:そうですね。ソロ活動を始めてすぐの時期は「元々アイドルやってたんだ」とか「ベイビーレイズJAPANって名前を聞いたことある」という方が多かったんですけど、最近は「アイドルだったんだ」という反応も増えてきたように思います。


私が元アイドルだということを知らない方と出会うことが多くなってきて、また改めて“大矢梨華子”という一人のシンガーソングライターとして、このCDを聴いていただくことになるので、本当に素直な意見が私の元に届くんだろうなって(笑)。それはやっぱり緊張しますね。


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■初めて作詞作曲した楽曲が男性目線の理由

―――アルバムの1曲目に収録されている「僕はまだ恋を知らない」は、大矢さん自身が初めて作詞作曲をした曲ということで、特に思い入れのある一曲だと思うのですが、男性目線で詞が書かれているのはその方が書きやすかったからですか?

大矢:いえ! やっぱり女性目線のほうが書きやすいと思います(笑)。この曲が本当に初めて作詞作曲をしようとした曲で、ギターを始めたきっかけの曲でもあるんですけど、どういう曲を作ろうかなって考えていたときに、自分はラブソングを作っていきたいなとまず最初に思って。


そんな風に考えているときに、たまたま親友の女の子と会って「こういうことがあったんだ」と聞いた話がすごく自分の中で響いて、「その話もらっていい?」って作ったのが「僕はまだ恋を知らない」なんです。


その話を聞いたときに、女の子というより、男の子がこういう気持ちなのかなっていうのをすごく感じて。“THE ラブソング”と言えるかどうかはわからないんですけど、切なかったり、ちょっとかっこ悪い姿がたくさん出てくる曲を作るなら、女の子目線より男の子目線のほうが伝えやすいし、伝わりやすいんじゃないかなと。


―――初めて書く曲で異性目線にするのは難しいのではないかと思っていたのですが、直感的に閃いたものだったんですね。

大矢:友達越しに見える男の子が、頑張って自分ができる愛情表現をしようとしているのが話を聞いてて、すごく伝わってきて。


すごく不器用でかっこ悪いと思う人もいるかもしれないんですけど、私はそれがすごくかっこいいなと思ったので、勝手にその子を主人公にさせてもらいました。聞いた話を自分に落とし込みながら、その日のうちに歌詞を書き上げましたね。


―――曲を聴いていると、サブカルな趣向の男性というか、バンドを組んでいて、例えば浅野いにおさんの漫画が好きだったりするのかなとイメージが膨らみました。

大矢:おっしゃるとおりで、ちょっと王道とは外れたような音楽を聴いていたりするサブカルな男の子のイメージです。


「今こういう表情をしてるのかな?」とか「こういうファッションをして、下北沢を歩いて君のことを思ってるんかな?」って、ドラマとかアニメを観ているような感じで想像を膨らませながら歌詞を書きました。

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