チコちゃんが雨の独特なニオイについて解説 最近話題のエアロゾルが関係?

『チコちゃんに叱られる』で雨のニオイの秘密を解説。最近話題のエアロゾルが関係している?

2020/08/15 08:40

チコちゃん

15日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「雨のニオイってなに?」が話題となっている。雨には独特のニオイがあるが、何が原因であのニオイになっているのか知っている人は少数派だろう。



 

■「微生物のオナラのニオイ」

気になるチコちゃんの回答は「微生物のオナラのニオイ」というが、どういう原理なのだろうか。雨の独特なニオイは「ペトリコール」とも呼ばれ、あのニオイは様々なものが混ざってできていて中でも「ゲオスミン」という物質が雨のニオイの主な要因だと言われている。

ゲオスミンは「大地のニオイ」を意味する名前を持った化学物質で、一般的に下水道からにおうカビ臭や、コイやナマズなどの淡水魚が持つ泥臭いニオイの原因物質とも考えられているようだ。

放線菌という土に含まれる菌が、排泄するの中にゲオスミンが含まれている。今回はこの排泄をオナラと例えていると添えた。


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■雨が地表に落ちるとニオイが広まる

新型コロナウイルスでも話題になりがちなエアロゾルが雨のニオイと関係しているという。エアロゾルとは空気中に漂う微細な粒子のことで、スプレーの霧やタバコの煙、黄砂なども エアロゾルの一種である。

雨が地表に落下すると空中にはいくつものエアロゾルが発生。この時、土の隙間に入り込んだ水がゲオスミンを含む土の微粒子を取り込みそれがエアロゾルとなって大気中に舞うことであの独特の雨のニオイを我々のの鼻へと届く。

都会のアスファルトより適度に草木が生えている土で強くニオイがするのだという。


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■エアロゾルに反応する人々

最近よく耳にするエアロゾルが雨の独特のニオイに関係すると聞くと、ツイッターでは「エアロゾル…今メジャーな言葉だね」「エアロゾルとかなかなかセンシティブなワードをシレッとブッこみますね…」「コロナウイルスも雨の時に拡散されているのか?」といった反応がよくみられた。

世間で今ホットワードを取り込みつつ、人々が気になる現象を解説した。雨のニオイが苦手という人は、土がある場所を避けて生活するといいのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

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