知らなかった… 『鬼滅の刃』の英語タイトルが『Demon Slayer』である理由とは

鬼滅の刃、海外用につけられたタイトルの理由は…

ドンキ

こんにちは。英語学習ゲーム・英語物語のメディアチームです。アニメだけでなく映画も公開され、日本で社会現象を起こしている大人気漫画「鬼滅の刃」ですが、実は日本だけではなく海外でも大人気です。

海外で「鬼滅の刃」は「Demon Slayer」と英語で表現されています。一見、「刃」の部分がないようにも感じられますが、なぜこのように表現されているのでしょうか。



 

■西洋の鬼に近い怪物は…

(Denzorr/iStock/Getty Images Plus)

鬼は日本特有の妖怪であり、西洋にはそもそも鬼が存在しません。西洋に出てくるモンスターの中でもっとも鬼に近いものを挙げるとしたら、「Ogre(オーガ)」という人を食べる人型の怪物です。

ただオーガは、鬼滅の刃で出てくるような鬼のように強くはなく、一般的に知能が低く、簡単に倒せる怪物とされており、ほかには「Troll(トロール)」のような醜い巨人のような怪物が挙げられます。


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■「Demon」は日本の鬼にも該当

(fotokostic/iStock/Getty Images Plus)

それを考えると、 オーガやトロールが鬼滅の刃の鬼に当てはまりません。鬼滅の刃の鬼は元は人間だったことから、オーガやトロールのような怪物とは見た目はもちろんのこと、高い知能も持ち合わせており、キャラクターが大きく異なっています。

「Demon」は一般的に日本の鬼を英語に訳す時に使われますが、鬼だけでなく、悪鬼、悪魔、悪霊といった意味も持ち合わせています。人が鬼に襲われ、その体と魂が鬼へと変わっていく。そんな鬼滅の刃で出てくる鬼は、悪霊の意味も持つ「Demon」がぴったり当てはまります。

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■「Slayer」は殺す人、殺すもの
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