10歳女児が強姦され妊娠 裁判所が認めた中絶手術に批判の声も

幼児の頃から親戚に強姦され、わずか10歳で妊娠した女の子。そのお腹に宿った赤ちゃんの中絶手術をめぐり、批判の声も…。

社会

2020/08/22 18:40

腹痛
(kwanchaichaiudom/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

抵抗することも逃げ出すこともできず強姦被害に耐えていた女の子が、わずか10歳にして妊娠。裁判所も中絶手術を認めたが、手術を担当した医師に対しては「人殺し」という批判の声も上がった。



 

 

■腹痛を訴えた女の子

ブラジルで暮らす10歳の女の子が「お腹が痛い」と訴えるようになり、家族を心配させた。そこで8月8日におばにあたる女性が女の子を病院に連れていったところ、診察にあたった医師が「お腹に赤ちゃんがいる」と確認。すでに妊娠3ヶ月であることも明らかになった。

その後に女の子は妊娠に至るまでの経緯を問われ、医師団とソーシャルワーカーに秘密を打ち明けることに。その秘密とは6歳の頃から親戚(おじ)に強姦されてきたというもので、誰にも話さなかった理由については「おじさんに殴ると脅されたから」と語った。


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■中絶を許可した裁判所

強姦による妊娠の場合、または妊娠の継続が母体にとって危険な場合、中絶が認められるというブラジル。この女の子のケースを審議した裁判所も「幼い子の出産は危険」「しかも強姦による妊娠だけに中絶許可はやむを得ない」と判断した。

しかしこれを知り、「中絶は人道的ではない」と強く反発する人たちが病院前に集結。反対派の意見は「本当は妊娠5ヶ月だろう」「あと1ヶ月待って帝王切開で赤ちゃんを取り出し、養子に出せばいい」といったもので、中絶の担当医を「人殺し」と責める声も上がった。

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■擁護する声も

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