
子供たちが水中でもがき苦しんでいると知っていながら、救助を試みるどころか動画撮影を始めた見物人たち。救助そのものに危険が伴うとされる水難事故だが、それでもただ傍観して撮影した人たちは、あまりにも冷たかった。
■川で溺れた少女たち
8月9日、スコットランドで暮らしていた12歳の女の子が、友人2人を伴い川遊びに出かけた。
3人が訪れた川の水はとても澄んでおり、流れも穏やかに見えたというが、川の中は少女たちが想像していた以上に荒れており、深かったようだ。3人は瞬く間に溺れ、現場にいた複数の人たちも少女たちが苦しんでいることに気付いたという。
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■始まった動画撮影
この様子を見て「救い出そう」と試みたのは、その場に居合わせた男性1名のみだった。
現場には他にも複数の人たちがいたが、彼ら・彼女らは騒動勃発と同時にスマートフォンを取り出し、溺れる少女らの姿と救助の様子を撮影。救出活動に加わることもせず動画撮影を続け、SNSなどを通し友人らに披露していたという。