■死亡した少女
事故発生後ほどなくして、レスキュー隊が現場に到着。少女ら3名を救出しようと尽力し2名を助けたが、残る1名はその日の晩に水死体となって発見された。
その後に事故に関するコメントがSNSに多く書き込まれたが、中には「危険な川に入ったのが悪い」といった批判もあったことから、遺族はさらに苦しむことに。遺族によると少女たちは日頃からしっかりしたタイプで、危ない川をわざわざ選んだ事実などないという。
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■遺族の悲しみ
亡くなった少女の親戚にあたる女性がメディアの取材に応じ、「動画を撮影した人たちがいたと知り、気分が悪くなりました」「撮影などせず手を差し伸べてくれていたら、こんな結果にはならなかったでしょう」と語った。
苦しむ人を撮影するなどもってのほかだが、かといって川に飛び込み救助を試みることで、自分も溺れてしまう可能性がある。
溺れている人を見かけた際はひとまず浮き輪やロープなどを探し、あれば一刻も早く投げてつかませる、そしてすぐに通報して助けを呼ぶことが大事だと言われている。
危険が伴うだけに救助しなかった点を責めることはできないが、助けを呼びもせず、苦しむ少女らを見世物にした人たちの行為は悪質だ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)