『アクタージュ』終了が痛い少年ジャンプ 次にくるのは『アンデッドアンラック』か
『アクタージュ』の終了が『週刊少年ジャンプ』を揺るがす中での「次にくるマンガ」『アンデッドアンラック』という流れを考察。
期待されていた漫画『アクタージュ act-age』が、原作者・松木達哉容疑者の逮捕により打ち切りとなった。もとより続々と打ち切りがなされる『週刊少年ジャンプ』に期待の漫画の予定外の終了。いよいよジャンプは大丈夫だろうか。
■勢いにのりつつ終了した『アクタージュ』
期待の大きかった『アクタージュ』が原作者の逮捕により打ち切られた。実際に最後となった掲載順、すなわち人気順は3番目。
内容も深く、女優が主人公という作品なので実写映画化などの際には現実社会と二重写しになる話題性が必然だった。「『何をやっても〇〇』という大スター役に木村拓哉キャスティングは難しいか、小栗旬か」などと騒げる未来があったはずだったのだ。
その期待も虚しく、吉永小百合や三田佳子などを想像させる年配の大女優・薬師寺真美に対する「あれは毒ですよ」 という意味深な噂台詞を最後に、読者に謎と裏切られた期待を残したまま終了となった。
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■重なる連載終了
『アクタージュ』の封印が正義と言わねばならないネット言論の道徳性や空気の一面化に対し、法による贖罪後の社会への返し方はその才能をもってするべきではないのか、などの問いもなされるべきだろう。
それはともかくジャンプの現状を見ると、いかにも『アクタージュ』が終わるとは思っていなかったかのように、打ち切り必然とも言えないギャグ漫画『ミタマセキュ霊ティ』が同時に終了した。
他にも数作品が続けて打ち切りになることが想定される。『アクタージュ』の終了は、ジャンプにとって極めて大きな打撃となるだろう。