熱中症対策でも水の飲みすぎは「水中毒」になるおそれも 警視庁が注意喚起

汗をかいたあとに水だけを大量に飲むのは危険? 警視庁の公式ツイッターが「水中毒」の危険性や、塩分補給の重要性を訴えた。

2020/08/25 05:30

ペットボトルの水
(Wako Megumi/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

猛烈な暑さが続いている中、熱中症対策としてこまめに水を飲んでいる人は多いだろう。しかし、水を過剰摂取してしまうと体に悪影響を及ぼすことも…。このことについて、警視庁警備部災害対策課は24日、公式ツイッターで注意喚起を行なった。



 

■水分だけでなく「塩分」も

「皆さんは『水中毒』をご存知ですか?」と呼びかけた同アカウント。汗をかいた後に水を大量に飲むことで、血液中の塩分濃度が低下し、頭痛やめまいを引き起こしたり、呼吸困難などに陥ってしまったりすることがあるという。

熱中症予防には、水分補給だけでなく塩分も重要。水とともに塩分タブレットを食べたり、経口補水液を飲んだりして、水中毒にも気をつけるよう注意を促した。


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■さまざまな熱中症対策

熱中症対策について、同アカウントはその他にも「濡れタオルで体を拭く」「水温10~15℃の水を洗面器に入れて両手のひらを5分くらい浸す」「日傘を使う」などの方法を発信している。

また、厚生労働省も「のどが渇く前にこまめな水分補給」を有効な方法として挙げ、「一般的に、食事以外に1日当たり1.2リットルの水分の摂取が目安」と公式サイトに記載。「激しい運動、作業を行ったとき、多くの汗をかいたときは塩分も補給しましょう」とも呼びかけている。


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■熱中症対策をしている人は…

少しの油断が危険になるこの時期。しらべぇ編集部が全国10~60代の男女2,168名を対象に調査を実施したところ、全体の47.0%が「熱中症対策をしている」と回答している。

熱中症対策

今回紹介した方法以外にも熱中症を防ぐ方法はさまざま。水分補給を欠かさないようにし、激しい運動などで汗をかいた場合などは塩分も補給することを心がけよう。

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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)

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