安倍晋三首相が辞任を発表 「悔しいだろうな」と体調気遣う声も

安倍晋三首相が記者会見を行い、首相の座を退任することを公表した。

2020/08/28 17:35

(撮影:大石一輝)

28日に開かれた緊急記者会見で、安倍晋三首相が辞任することを発表した。

24日には連続在任期間が2799日を越え、歴代最長だった佐藤栄作政権を抜き単独1位。ネットでは突然の辞任劇に、ショックの声が上がっているほか、早くもポスト安倍についての議論も上がっている。


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■潰瘍性大腸炎が再発

「13年前、持病である潰瘍性大腸炎が悪化し、総理を1年で退任するというご迷惑をおかけした。そして、この8年近くの間、持病をコントロールしながら、総理大臣の仕事を全力投球することができた」と第一次内閣時から現在までを振り返った安倍首相。

6月の定期健診で潰瘍性大腸炎再発の兆候があったことを明かし、「7月中旬からは体調が思わしくなく、8月上旬に再発した。今後の治療としては現在使用している薬に加え、新たな薬を服用し治療に専念していく。投薬の効果があることは確認されているものの、継続的な服用が必要であり予断を許さない」と、現在の状況を説明。


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■「痛恨の極み」

続けて「政治においてもっとも重要なことは結果を残すこと。病気がきっかけになって、結果を出せないことがあってはならない。自信を持って応えられない状況になった以上、総理大臣の座を辞することと致します」と挨拶を行なった。

ただ心残りもあり、「任期をあと1年残し、他の政策も実施途上にある中、さらにコロナ禍の中、職を辞することになったことを心よりお詫び申し上げます。拉致問題、ロシアとの平和条約、憲法改正、志半ばのまま解決できなかったことは痛恨の極み」とこれまでを回顧した。


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■体調を心配する声も

ネットでは「安倍さん、悔しいだろうなぁ」「お疲れ様でした」「時代が変わるなぁ」「長い間、ありがとうございました」と、残念に思う声とともに感謝の声が次々上がっているほか、「安倍ちゃん元気になってほしいな」と病状を心配する声も。

一方、「辞任したら麻生さんになるの?河野さん?」「誰がポスト安倍になろうと厳しい状況に変わりない」と、次の総理大臣が誰になるのか注目する声も散見される。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生

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