難易度高すぎ…　「映えるフローズンドリンクを作る裏ワザ」の実践結果が悲惨

 

■裏ワザのメカニズムを明かす

裏ワザの理屈としてはこうだ。通常、水は0℃で凍り始めるが、ゆっくり冷やすと0度でも凍らないことがある。これを過冷却現象という。

この時、水分子は凍るかどうか迷っている状態。そこに氷をブチ込むことで凍るキッカケを与え、一瞬でフローズンができる……はずだった。理屈上は。しかしそんな絶妙な温度管理、素人のキッチンでは無理があるッ！！

裏ワザも完全にイラストで解説されており、写真は皆無。本当にこの裏ワザドリンクを作った人がいるかどうかは謎のままだ。とはいえ過冷却現象自体は小学生の自由研究の定番ネタで、YouTubeにもたくさん動画があるので、上手くやればできるのだろう。

ちなみにこんな実験も…。まずペットボトルを冷凍庫で2時間冷やす（冷蔵庫の威力によってはこの時点で凍るため注意）。

そして机にドンッ！！　と勢いよく置いて刺激を加えると……

見事に凍りつく、という現象。これであれば、ちょっと不完全だが観測することができた。

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■まさかの大成功だった

オレンジジュースなのでわかりにくくて申し訳ないが、持ったときはユルユルのシャーベット状だったジュースが、凍った後は汁がちょっと滴るぐらいに凍っている。多分これが過冷却現象だ。裏ワザの失敗に備えて念のために仕込んでいたネタが、まさか役に立ってしまった。

というわけで映えるドリンクは作れなかったが、過冷却現象自体はとても面白いので、お子さんの自由研究や、急ぎでジュースを凍らせたいときにオススメしたい。次の裏ワザは必ず成功させてやるぜ！

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（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）