10歳娘の「触られた」は嘘だった 両親は事実確認せず無実の48歳男性を惨殺

罪のない人に濡れ衣を着せる嘘や冗談。我が子がそんな言葉を口にしたら、親はしっかりと真偽を見極めるべきだろう。

2020/08/30 18:20

泣く少女・暴行・虐待
(evgenyatamanenko/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

もしも我が子が、知人や友人について犯罪さえも想像させる深刻な内容の話を打ち明けてきたら、親はそれにどう向き合うべきなのか。子供の話はできれば信じてあげたいが、嘘や冗談、そしてただの噂話という可能性もある。

冷静さを失うことなく、ただちに極端な行動に出ることだけは避けたいものだ。


 

■親切心から送迎を担当

ロシア・スヴェルドロフスク州でこのほど、よその家庭の2人の幼い姉妹を親切心から車で送迎してあげた男性が、小児性愛者と疑われた末に惨殺されるという事件が起きた。

男性は、町の自警団を名乗る3名の男により性的に暴行され、最期は頭蓋骨が陥没するまで鉄パイプで頭を殴られるというむごたらしさだった。


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■娘の言葉を鵜呑みに

同州のヴェルフニャヤピシュマという町に、父親のセルゲイ・チャビン(33)および母親のヴァレリア・ドゥナエヴァ(25)とともに暮らしていた3歳と10歳の女の子たち。

ふたりは事件当日世話をしてくれる女性の家に預けられていたが、車での送迎を担当したのはトラック運転手をしているドミトリー・チクバーキンさんという48歳の男性で、女性の友人だった。

ところが帰宅後、10歳の娘が両親に「車で下半身を触られた」と告げ口。激怒した両親は町の自警団を名乗っている知り合いの男に連絡し、ドミトリーさんに陰惨な方法で極刑をと依頼したことがわかっている。

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■虚偽申告の責任は問えず
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