不思議な「ようかいけむり」がまもなく販売終了 駄菓子屋も全盛期の10分の1以下に

古くからの伝統がある不思議なおもちゃが製造終了。その訳とは…

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2020/09/02 10:40

堀商店外観
(写真提供:堀商店)

1970年頃から販売が続いていた、「不思議なけむりが発生する」おもちゃの販売がまもなく終了する、とのことで話題になっている。しらべぇ取材班は、販売元から詳しく話を聞いた。


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■歴史あるおもちゃが製造終了

駄菓子屋やおもちゃ屋で古くから販売されている「ようかいけむり」の生産が終了となり、商品の販売もまもなく終わる。

販売元の堀商店成瀬氏によると、この商品は小さな町工場1社で独占製造していたが、作り手の高齢化により、安定供給が困難となり、製造がストップしたという。堀商店に現在ある在庫がなくなると、販売も終了となる。


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■不思議なけむりが発生する代物

袋に入っているカードの裏面の薬剤を指の先に塗り、指をこすり合わせることで、けむりが発生する仕組みとなっている。

特に40代から50代の世代が、小学生時代に駄菓子屋で購入し、夢中になって遊んでいたしろものだ。当時、駄菓子屋が子供たちの憩いの場となっていたが、その個人経営の駄菓子屋も現在は全盛期の10分の1以下に減ってしまったという。


■お祭り中止で在庫が増加

卸問屋でもある堀商店は、実店舗も構えており、誰でもこのような商品を購入することができる。メインは、お祭りで使われているくじの景品、スーパーボールなど。さらに企業が実施する販促イベント用の景品なども取り扱っている。

店内画像
(写真提供:堀商店)

コロナ禍で、各地のお祭りや、カーディラー・ハウスメーカーなどの販促イベントも中止となり、在庫を多数抱えてしまっている状態だという。成瀬氏は、「来年もどうなるか分からない」とこぼす。

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■お祭りを忘れないでほしい

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