出産間近の女性を殺し胎児を抜き取る 祝うフリで接近した旧友の女を逮捕
突然の悲劇に涙を流す友人たち。「彼女は人を疑うことを知らない心の美しい女性だった」と話している。
■同時に病院からも通報
それとほぼ同時に、警察はフロリアノポリスにある小児病院から1件の相談を受けていた。「新生児を連れてきた男女に不審な点がある。赤ちゃんには背中に切り傷があり、母親を名乗る女性も出産直後には見えない」
女はもちろん、出産を証明する母子健康手帳も所持していなかった。この2件の相談に接点を見出した警察は、フラヴィアさんの昔の友人だった26歳の女を事件の重要参考人とし、厳しい事情聴取を行った。
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■流産に諦めきれず…
女は犯行を認め、フラヴィアさんをレンガで殴り殺し、子宮から胎児を抜き取り、遺体を遺棄したことを供述。動機については「今年1月に流産したが、どうしても赤ちゃんがほしくて誘拐を思いついた」などと話したという。
現在、フラヴィアさんの遺体は司法解剖が行われており、胎児を抜き取ったのが死亡の前か後かの特定を急いでいる。父親を名乗って赤ちゃんを病院に連れていくなど、犯行に協力していた夫も重い罪に問われる見込みだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)