ポスト安倍の座争う3候補が討論会で激論 そのさなか愛妻家らしい一言も

自民党総裁選挙公開討論会が行われ、石破茂、菅義偉、岸田文雄の3候補が激論を交わした。

2020/09/09 19:00

自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3候補が、9日に開催された党青年局・女性局が主催する公開討論会に臨み、オンラインで繋がった全国各地の青年局、女性局からの質問に答えた。


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■「何が問題か教えてください」

石破茂

討論会では、女性の社会進出や、政界進出に関するビジョンを問う質問が相次ぎ、冒頭、女性の政治参画が進まない日本の現状について質問が上がると、石破氏は「政治家は24時間365日労働。日本における男性の家事負担率は18%しかない。政治家に限らないが、どう夫婦で協力して家事を分担するかが問題だ」と説明。

その上で、「私の妻に大変な負担をかけている。逆の場合もそうだ。自民党として女性の知恵を最大限に活かす、そうしないとこの国は良くならない。ですので何が問題か教えてください。実現に最大限の努力をする」と答えた。


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■子育て支援が急務

菅義偉

菅氏は、「他党と比べて自民党には女性議員が少ない。とくに子育て世代は、議員になるチャンスがほとんどない。それゆえ子育て支援の政策が重要だ。安倍政権としては、消費増税によって保育園、幼稚園の無償化をし、定員を大幅に増やしてきた経緯がある。支援を続けたい」と主張。

岸田文雄

岸田氏は「まだまだ典型的な男社会。まずは多様性を大事にする。女性の感覚、活躍が期待されているので、(その流れを)みんなで押し上げる。政界の雰囲気を変え、政治参加を後押ししていく」と述べた。

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