149人抱える新党「立憲民主」初代代表に枝野幸男氏が選出 「次の総選挙で…」

新たに生まれた野党第1党「立憲民主党」の代表に枝野幸男氏が選出。今後の党運営などについて言及した。

2020/09/10 19:40

立憲民主党国民民主党などが合流した新党名が10日、「立憲民主党」に決定。初代代表には立憲代表である枝野幸男氏が選出された。


画像をもっと見る

 

■大差をつけ当選

この日、新党名、新代表を決める代表選が東京・永田町のホテルで開催され、小沢一郎氏、菅直人氏、岡田克也氏、野田佳彦氏、海江田万里氏、蓮舫氏など合流新党への所属が決まっている総勢149人の議員が参集。

代表の座を国民民主の泉健太衆院議員と争い、枝野氏は107票、泉氏は42票を獲得。同じく新党名も「立憲民主党」が107票、「民主党」が54票となり、枝野氏が提案していた立憲民主党に決定した。


関連記事:国民民主・玉木代表、立憲民主からの新党結成案に前向き 「評価したい」

 

■「強い緊張と責任を痛感」

新代表に選出された枝野氏は「喜び以上に、強い緊張と責任を痛感。これからが新しいスタートとなる。仲間の力をはっきりと発揮できるよう、そして多くの暮らしの現場の声を受け止めて、それを現実に変えていく。そのために全力で前に進んでいきたい」と挨拶。

記者から「どのような政党組織を作り上げていきたいのか」問われると、「風通しの良い組織を作っていくことは当然のことで、(合流して)149名と大きくなったけれど、国会議員だけではなくて、自治体議員の皆さん、党員、パートナーズ、サポーター、あるいは応援してくれている組織や個人の皆さんに、最大の力を発揮していただける党運営を進めていく。それが私の責任だ」と力強く語った。


関連記事:国民民主党が分党して立憲民主党と新党結成へ 総選挙前に野党の再再編もありうるか

 

■次の総選挙で「選択肢」に

また新党には、小沢氏、菅氏、野田氏、岡田氏ら元総理大臣経験者を含む重鎮たちが揃っており、その処遇については「人事についてはまだ白紙。ただ16日から臨時国会が招集されるというので、15日の結党大会までに決められることは決めておきたい。人事については一貫して奇をてらうことはしない」と強調。

149人という規模は2017年に分裂した民進党とほぼ同規模であり、政権交代のビジョンについて問われると、「最大野党の役割は2つ。次の総選挙で政権の選択肢になることと、行政監視。国民の皆さんに政権の選択肢として選んでいただくべく、最大限の努力をしていく」と訴えた。

・合わせて読みたい→立憲議員の「餃子ツイート」に批判殺到 選挙管理委員会は「違反の可能性」

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤星生

Amazonタイムセール&キャンペーンをチェック!

選挙野党蓮舫代表選立憲民主党枝野幸男国民民主党小沢一郎海江田万里岡田克也菅直人野田佳彦泉健太
シェア ツイート 送る アプリで読む

人気記事ランキング