『とくダネ』熊本市の女性専用車両、思わぬ場所からのクレームに困惑の声続出
『とくダネ!』熊本市が実験的に導入しているという女性専用車両に対し、クレームの声が殺到。そのクレーム元はというと…。
15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、熊本市が試験的に導入している女性専用車両に注目。同車両をめぐって熊本市交通局には多数のクレームが寄せられたが、その声の主たちに疑問の声が相次いでいる。
■1/2の車両が…
こちらの施策が注目を集めた理由は、車両の数における女性専用車両の内訳。通勤・通学で混雑が予想される午前7時から9時までの上下線合わせて8便を対象としており、なんと2両編成の路面電車のうち、1両が女性専用車両に。
痴漢や盗撮といった問題を解決するため試験的に導入した同施策に対し、市は12月に可否判断を下す予定だ。
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■「男性差別」と疑問の声も
この大胆な施策をめぐり、ツイッターを中心とするSNS上では賛否の声が巻き起こっている。やはり車両の半数が女性専用車両になることに対し、「男性差別である」と異を唱える人は多いようだ。
『とくダネ!』によると、熊本市交通局にも問い合わせが100件以上寄せられており、うち半数以上が県外からのクレームであるとのこと。
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■「当事者じゃないのに…」とさらなる波紋
県外からは「男性専用車両も作るべき」という声が寄せられている一方で、県内からは「安心して乗れる」「女性が通勤しやすくなる」といった声が上がっており、概ね好評な様子。
これを受けてツイッター上には「何で当事者じゃない人たちがクレーム入れてるのか理解に苦しむ…」「現地の人たちが満足してるならそれで良いのに…。関係ないじゃん」「市民が反対してるわけじゃないのか…」といった疑問の声が多数上がっている。
一方で、「県外の男性意見、県内の女性意見を取り上げているだけでは?」と指摘する意見もみられた。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)