新型コロナ対策にメガネが有効? 使用者に患者が少ない傾向が判明
マスク率はもちろんだが、メガネ率が高い国でも新型コロナ感染者が少ないのかもしれない。
ワクチン開発に大きな期待がかかるものの、すぐに飛びつくのは怖いという声も多い新型コロナウイルス。治療法の確立、そして安全なワクチンの誕生は早くとも来年という見方も強まるなか、「予防のためにマスクとメガネを」と提案する動きが出てきたようだ。
■フェイスシールドには抵抗も
最初は「面倒くさい」「息苦しくて暑い」などと、若い人を中心に多くの人が抵抗を示していたマスク。だが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、いつの間にか日本人の多くが不快感や違和感を訴えなくなり、「むしろ、していないと不安」と言う人も増えているようだ。
ただし、顔をすっぽりと覆うフェイスシールドについては、まだ抵抗ありという人が少なくない。そんな時は「度なし」も含め、マスクにメガネをプラスした予防を検討してみてはいかがだろうか。
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■近視率世界ワースト1の国で
近視率は世界ワースト1、少年期以降の人口の3割以上が眼鏡使用者だといわれている中国。
そんな中、南昌市の南昌大学第二附属医院の研究者たちが、新型コロナの入院患者に眼鏡使用者がきわめて少ないことを突き止め、眼科の専門誌『JAMA/オプサルモロジー』に論文を発表した。