尼神インター誠子、初エッセイ本『B』を上梓 「誠子の過程を全部書いた」

自身初のエッセイ本『 B あなたのおかげで今の私があります』を上梓する尼神インターの誠子にインタビューを実施した!


 

■ブスと向き合って妹とも向き合えた

尼神インター 誠子

―――ブスが結び付けてくれた大切な存在…かっこいい表現(笑)。でも、今のお話を聞いていて、『B』の中でも書かれている妹さんの話もそうですし、誠子さんにとって大切なものをくれる存在だなと思いました。

誠子:そうですね。妹に対するコンプレックスがなかったら、芸人にもなってなかったんかなと思うし、今はブスを受け入れて楽しんでる私を見て、妹も「誠子ちゃんがお姉ちゃんで良かった」「お姉ちゃんが芸人になってくれて良かった」って言ってくれてて。


妹がいたおかげで芸人になれて、芸人になったから妹も認めてくれてっていう、本当にブスで良かったなあっていうか、ブスをポジティブに受け入れられて良かったなって思います。そう思えるようになるまで支えてくれたのが、お笑いとか家族とか相方やなと思うので、感謝ですね(笑)。


―――テレビでもよく妹さんとの確執の話をされているのを見ていたので、全然関係のない僕も嬉しいです…!

誠子:自分の問題やったなって思いますね。妹がギャルやからとかヤンチャやからとか思ってたんですけど、自分がコンプレックスを持ってたり、自分が自分に対して嫌な部分があったから、妹とか周りの人のせいにしてたんやなっていうのを改めて気づかされました。


自分が自分を受け入れることで、周りの人のことも受け入れられることに繋がったから。なんかそういった意味で、ブスと向き合うことによって、妹とも向き合えたな…って。


―――すごくいい話をしていただいているのに水を差すようで申し訳ないですが、「ブスが結び付けてくれた大切な存在」のときもそうですし、良いフレーズ出そうとするとき、誠子さん、スッとそういう空気を纏われますね(笑)

誠子:名言を言いたいタイプなんで(笑)。すごい名言を出そうと思って喋ってます(笑)。


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■あのギャルの妹が「読んで泣いた」

―――こうしてお話を伺っていると、『B』はかなり充実した内容の一冊になっているなと改めて思いました。

誠子:誠子の過程を全部書いたって感じですね。テレビで喋ったことない家族の話、生い立ち、コンビの話。あと、お世話になった芸人の話、これは項目的には恋愛の項目になりますね。過去の大阪でのそういう話を書いてます。


―――それが『東京百景』を思わせるいい塩梅のバランスで書かれているわけですもんね。

誠子:妹に家族の話を書いているに、「家族の話書いていいかな?」って意味も込めて、一個だけ送ったんですね。そしたら、あのギャルの妹が「読んで泣いた」って言うんですよ。まじか! 私、これだいぶいいもの書けたんちゃうって思いました(笑)。だから、みなさんの反応も楽しみです。


 

■「私はずっと恋がしてたい」

尼神インター 誠子

―――最後に、誠子さん、尼神インターとしての将来的な展望をお聞かせいただけますでしょうか?

誠子:壮大! 今思い浮かぶのは、渚と単独ライブしてるんやろなって思いますね。そこはやっぱりどんな形であっても、先が見えへん状況やけど、多分そこは変わらない。やりたいし、変わらずそこだけはやり続けようって。60歳なってもスカジャン着て、ピンク着てネタしてるってめっちゃオモロいと思うんです。


―――それは絶対に面白いです(笑)。では、今回エッセイを書かれたり、ファッション誌に登場したり、いろいろな仕事を楽しまれている誠子さん個人としてはいかがですか?

誠子:私はずっと恋がしてたいですね。なんかね、ときめきたいんですよ、恋にも仕事にも。だから、そのときに好きなことをやって、好きな人に恋してたいって感じかなあ。恋をして、恋をエネルギーに、新しい自分のしたことがない、いろんなことやりたいですね。


本もワクワクしたし、声優さんとか女優さんとかナレーターとか、いろいろ叶えたいです。私、恋をエネルギーに仕事するタイプなので(笑)。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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