女性が通りで顔面を殴られる事件発生 数十人の目撃者が見て見ぬふりで捜査難航
服装が気に入らない。それだけで、男たちに絡まれ殴られた女性がいる。目撃者は数十人。女性を助けようとする人はいなかった。
■過去にはより悲惨な事件も
明らかに事件が起きているにも関わらず、目撃者が見て見ぬふりをするケースは少なくない。
2017年には、女性が男に刃物で刺される事件が中国で発生。その様子を付近を走行中の車の運転手や通行人の多くが目撃したが、介入を試みる人はひとりもいなかった。その結果、女性は死亡。残忍な犯人はその場から逃走し、近隣住民は怯え震え上がった。
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■当局のコメント
フランス政府はこのような卑劣な犯罪者を痛烈に批判し、「どのような服装で外出しようが自由である」「服装ゆえに女性が嫌がらせを受け殴られるといった事態は容認できない」と発表。また悪質な行為を見かけた場合には、すみやかに通報してほしいとも国民に呼びかけている。
直接介入することはしなくても、少し離れた場所から通報する。それだけで、ケガや死が迫る被害者を救うことができるかもしれない。世間からは「巻き込まれるのはごめんだ」「いや、通報ならできる」といった様々な声があがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)