「もうすぐゴールだと思うんです」 漫画家・まんきつがアル中を乗り越えた3種の神器
漫画家・まんきつ氏の『アル中ワンダーランド』が5年の時を経て文庫化。作品に関する話を本人に聞いてきた。
■飲酒で麻酔のような感覚に
本作は、お酒にハマる前からアルコール依存症になった後までの様々なエピソードが収録されている。いずれの話もインパクトがあるのだが「飲酒後に記憶が飛び、気がついたら朝になっている」というシーンが度々描かれており、とても印象的だった。
まんきつ:あれって本当に麻酔をされて、気がついたら手術が終わってるみたいな感覚なんです!
———それって「そこは知らない天井だった…」的なやつじゃないですか(笑)
まんきつ:そうそう。でも、誇張なしで一杯目…いや、二杯目までですかね記憶は。
———作中ではいわゆる「やらかし」エピソードが盛りだくさんですが、それ以外で印象的だったやらかしはありましたか。
まんきつ:家に帰ろうとしていたのに、真逆の方向の横浜のほうにいたみたいな。気がついたら駅のベンチで寝てましたね…。
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■サウナの効果を実感
後半には対談の他、『アル中ワンダーランド』の続きにあたる「断酒後エピソード」も収録されている。
まんきつ:断酒後は知り合いのライターさんに勧められてたサウナに行ってみたんですけど…かなり良かったんです…!
サウナと水風呂の温冷交代浴をしたら、もやーっとぼーっとしていた頭がスッキリして…脳のデフラグ(デフラグメンテーション)ができた感じです。あ、これはただ事じゃないぞみたいな。
サウナのおかげもあってか、うまいこと断酒は続きましたね。今ももちろん続けています。
———これが、後の『湯遊ワンダーランド』に繋がるわけですね。
まんきつ:その通りです。
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