預金目当てで男性を殺害した女2人 切断した手の指紋認証で800万円搾取
親の死亡で男性は高額の保険金を受け取っていた。それを知られたがために…。
■手は指紋認証のために保存
両容疑者はその遺体をバラバラに切断し、胴部を滝に投棄した一方、手足などは5日間にわたり保存。それは「指紋認証」に利用するためだった。
ゴンカルヴェスさんの指を使い、インターネットバンキングにログインした両容疑者は、ゴンカルヴェスさんの預金から日本円で814万円ほどを引き出していた。
またFacebookのアカウントについては、人々に「生きている」と思わせるため本人になりすまし、3月20日から23日までの間に複数のメッセージを送信していたことがわかっている。
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■犯罪ドラマからヒント
両容疑者に前科はないが、マルヴェイロ容疑者は取り調べのなかで、米国のテレビドラマである『デクスター(Dexter)』に「かなり影響を受けた」と供述したという。
昨今の犯罪ドラマが視聴者に詐欺、搾取、窃盗についてのアイデアを与えたり、コンピュータを使ったサイバー犯罪のヒントを与えていると問題視する声が高まっているが、どうやら否定できない事例となったようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)