台風14号が接近中 東京消防庁が「火災」への警戒を呼びかけ

大雨が心配な台風14号の接近に伴い、東京消防庁が「電気機器などからの火災」に警戒を呼びかけている

2020/10/09 18:00

窓ガラス
(SasinParaksa/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

気温も下がり秋も深まっていく中、台風14号が日本列島に接近している。10月に入って日本列島に接近した台風は、昨年の台風19号(令和元年東日本台風)など、過去にも甚大な被害がもたらされており、東京消防庁は9日、大雨による「火災」に警戒するよう改めて呼びかけた。



 

■電気機器から発生する火災に警戒を

東京消防庁は9日、公式ツイッターにて「昨年の台風19号では、雨漏りや浸水による電気機器などからの火災が13件も発生しました」と発信。

「大雨が降る前、台風来る前に、しっかりと備えをしましょう」と改めて呼びかけている。


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■昨年発生した電気火災の原因は…

同庁が公表している資料によると、昨年台風19号により発生した、電気機器などから発生した火災の主な原因は…

・強風により、屋外に設置されている電気機器等の配線接続や絶縁処理部分に雨水が浸入したことで、短絡(ショート)などにより出火した


・屋内への雨漏りにより、電気機器等が浸水し、短絡(ショート)して出火した


・台風接近前に実施した電気工事で防水処置が不十分だったため、雨水が浸入し、短絡(ショート)して出火した


といったものが多かったという。この他にも、「ベランダにあるエアコンの電気配線接続部に雨水が浸入し、短絡して出火、電気配線若干が焼損した」といったケースもあったようで、台風が最接近する前に、今一度家の周りを確認しておこう。


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■事前にできる対策は

また同庁は、台風が接近する前に事前にやっておくべき対策として、具体的に以下の対策を挙げている。

・電気機器の配線接続部分や、絶縁テープで処理している部分などは、定期的に確認し、雨水等が入らないよう維持管理


・強風により電気配線の絶縁被覆が損傷しないよう、しっかり固定や保護をする。また、定期的に固定状態を確認


・雨漏りを確認した時には、当該箇所のブレーカーを切断


すでに広い範囲で雨天となっているが、自宅や仕事場の周辺に不安な部分がないか確認し、しっかりと備えておきたい。

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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい

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