和菓子にあんこが使われる理由をチコちゃんが紹介 最初は肉の代わりだった?
『チコちゃんに叱られる』であんこの歴史を解説。食生活にかかせない食べ物の代わりだった。
■小豆を甘く調理
まんじゅうに入れられるようになった小豆は塩で味付けするということで甘くはなかった。当時、甘みは甘葛という植物から抽出したものなど、僅かな量しか取れなかったため、人々の間では「体にいいもの」と考えられていた。
そうした文化もあって、餡にも甘みをつけるようになっていった。更に、室町時代にポルトガルなどから砂糖が入ってくるとあんこは現在のような甘いものに変化。
江戸中期頃まで来ると砂糖が日本でも生産できるようになり、一般庶民にも普及。現在のような甘いあんこを使った和菓子が普及した。
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■つぶあん派・こしあん派は拮抗
あんこといえば、『つぶあん』と『こしあん』どちらが好き?」という話題から逃げることはできないだろう。
しらべぇ編集部が全国の10代〜60代男女1,789名を対象に調査を実施したところ、粒あん派51.1%こしあん派48.9%と綺麗に分かれていることが判明。
肉を食べることができなかったからこそ、代わりとしてあんこが生まれた。過去の日本人たちの柔軟な思考に敬意を払いたい。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)
対象:全国10代〜60代の男女1,789名(有効回答数)