和菓子にあんこが使われる理由をチコちゃんが紹介 最初は肉の代わりだった?
『チコちゃんに叱られる』であんこの歴史を解説。食生活にかかせない食べ物の代わりだった。
9日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なんで和菓子といえばあんこなの」が話題となっている。
和菓子といえばあんこ、あんこといえば和菓子と切っても切れない関係でもある両者だが、どうして和菓子にあんこが使われるようになったのだろうか。
■「お肉が食べられなかったから」
チコちゃんの気になる回答は、「お肉が食べられなかったから」という。一見、肉とあんこは関係ないように感じるが、鎌倉時代まで遡るとその関係が明らかになる。
あんこは現在では甘いものというイメージがあるが、そもそも甘いものではなかった。漢字で書くと「餡」と書き、「食べ物の中に詰めるもの」という意味を持つ。
鎌倉時代に中国では、身分の高い人に餡入りのまんじゅうを献上していたのが始まりだと言われている。当時の餡は野菜や肉が詰められていたようだ。
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■仏教の影響で変化
日本では、仏教などの影響で、牛や鶏など動物の肉を食べることは基本的に禁止となっていた。そこで、邪気を払うとして縁起のいい赤い色をした小豆が神様へのお供え物や身分が高い人への献上品として使われた。
そういった文化が組み合わさり、肉の代わりに塩で味付けした赤い小豆を餡としてまんじゅうの中につめるように。