柔道三段の数学教師による生徒傷害事件の波紋 教師と被害生徒側の主張にズレも

柔道部顧問による生徒への傷害事件の波紋が広がる。なぜ副顧問は止めなかったのかといった批判も…

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2020/10/17 10:40

柔道・空手
(photographer/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

9月25日に宝塚市の市立長尾中学校で起きた、教師による生徒への傷害事件の波紋が広がっている。しらべぇ取材班は、この事件の真相を追った。



 

■全治3ヶ月の怪我

9月25日(金)午後4時15分頃、市立長尾中学校での柔道部の活動中に上野宝博教諭(50)が、2人の1年生部員に対して道場内で執拗に柔道技をかけるなどして、傷害を追わせ逮捕された事件。

被害生徒Aは、第7胸椎圧迫骨折(全治3ヶ月)、多発性挫傷(全治5日間)、被害生徒Bは頸部筋挫傷、腰部挫傷、右肩挫傷などの全治7日間の怪我を負った。


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■被害生徒は逃げ出し帰宅

前日に同部OBからの差し入れのアイスキャンディを無断で食べたことに腹を立てた上野教諭は、生徒が謝罪したのにも関わらず、2人の生徒に柔道の練習と称して、投げ技と寝技を繰り返した。

入部間もない被害生徒Aは、寝技で失神するも、目を覚ました後に、再び投げ技を繰り返された。この生徒は道場から逃げ出し、帰宅。仮入部の被害生徒Bは「しんどい」という言葉を残し、家に帰った。

この現場の様子は40代教諭の副顧問(柔道経験なし)が見ていたが、教委の聴取に対して「恐怖を感じ、何もできなかった」などと話したという。また、ほかの柔道部員もこの場にいた。


■上司に詳細な報告ぜず

上野教諭は、被害生徒Aが居なくなったため、副顧問に探すように指示。見つからないため、教職員総出で捜索したとのこと。それでも見つからないため、上野教諭が、被害生徒Aの担任に「行き過ぎた指導があった」と報告。担任が、保護者に同じ報告を行った。

この時点では、上野教諭も副顧問も教頭や担任へ起きたことの詳細を伝えていなかった。そのため、教頭は教委に「行き過ぎた指導があったことのみ」を連絡。


■保護者からの指摘で体罰を認める

その後、上野教諭と教頭は被害生徒宅を訪問。保護者から「怪我をしているのだから、行き過ぎた指導ではなく体罰だ」と指摘があったため、このときに体罰であると認めた。学校に戻った後、この日出張から帰った校長に報告。

夜遅かったこともあり、週明け28日に教委に「体罰があった」旨を連絡した。10月2日には市教委の担当者が被害生徒宅を訪れて、謝罪と報告を実施。

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■お互いの主張にズレが

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