狙われたコーヒーカップ 「居眠りでクビになれ」と同僚に精神安定剤を混入

誰にも気づかれぬうちに、こっそり行われる異物混入という卑劣な行為。厳しい罰を望む声は多い。

社会

2020/10/24 18:20

コーヒー
(ijeab/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

仕事の合間に、コーヒーで一息入れるという人は多い。給湯室で作る職場もあれば、近くのカフェから自分で買ってくる、あるいは人数分をまとめて誰かが買ってきてくれる職場もあるだろう。そんな中で増えているのが、ターゲットが飲むコーヒーへの異物混入事件だ。


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■評価が高い同僚に嫉妬

イタリア・ピエモンテ州クーネオ県の裁判所で、同僚の女性のコーヒーに精神安定剤を大量に混ぜていたマリアンジェラ・チェラートという被告に対し、懲役4年の実刑判決が言い渡された。

犯行は2017年10月に始まった。同県ブラ市の会社に勤務していたチェラートは、仕事ができる同僚のアリチェ・ボルドンさんに嫉妬。「上司たちの目の前で居眠りすれば評価が落ちる」と考え、飲み物への異物混入を計画したことがわかっている。


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■一気に飲んで卒倒

希望する人数分のコーヒーを近くの店からまとめて購入する役を、頻繁に買って出ていたチェラート被告。その際、ボルドンさんのコーヒーに薬を混ぜていた。

ある日、ボルドンさんはコーヒーを一気に飲んで意識を失い、搬送された病院で脳卒中を疑われたが、原因は判明しなかった。だが2ヶ月ほどすると、別の人が買いに行ったコーヒーでは、具合が悪くならないことに気付いたという。

チェラートが買ってきたコーヒーを怪しむようになったボルドンさんは、コーヒーをわざと残して成分検査へ。そこで通常服用量の10倍もの精神安定剤が検出され、直ちに警察に通報した。

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■コーヒーによる異物混入事件

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