誹謗中傷される芸能人問題 「SNSの批判コメント」は有名税の範囲か

問題化しているにもかかわらず減ることのない芸能人の誹謗中傷問題 世間はどう考えているのか

2020/10/27 10:40


 

■「絶対にダメ」との声も

40代女性のNさんは「誹謗中傷はいけない」と話す。

「芸能人だって人間。自分のことを悪く言われて、良い気分なわけがない。日本では有名になればなるほど匿名掲示板やSNSにネガティブなことを書き込まれる傾向があり、それに悩む芸能人も多い。


どんな理由があろうとも、誹謗中傷はダメです。被害を受けた芸能人は、川崎さんのように情報開示請求をするなどして、訴えていくべきだと思う」


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■明確な根拠を受けた批判も

一方で「否定的な発言が全部誹謗中傷ではない」と見るのは、20代男性のYさん。

「明確な根拠を元に否定的なことを書かれることだってあるんじゃないかな。実際、芸能人は人気商売であり、バズることを狙って過激なコメントを言ってるのかな? とテレビを見て思うことがある。


度を超えた誹謗中傷はNGですが、ちゃんと批判される根拠があるのにSNSで誹謗中傷されたと言われるのは、またちょっと違うと思う」


「有名税」という声もあるが、本調査でも7割が「いけない」と回答している芸能人の誹謗中傷。SNSの書き込みについては情報開示を求めることができたり、法的手段に出るケースも増えてきたりしている。誹謗中傷は職業関係なく、人格を傷つけてしまうことをいま一度認識するべきだろう。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名 (有効回答数)

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