巨人がセ・リーグ優勝もコロナの影… 恒例の胴上げは「新しい生活様式」に

30日夜、巨人が2年連続でセ・リーグ制覇を果たした。しかし、優勝後の恒例行事にはコロナの影響が…

2020/10/31 15:00

読売巨人軍・ジャイアンツ・原辰徳

30日夜、プロ野球・巨人こと読売ジャイアンツが、2年連続のセ・リーグ優勝を果たした。しかし、優勝後の恒例行事にはコロナウイルスの影響が見られ、ファンからさまざまな反応が上がっている。



 

■アフターコロナ時代の優勝風景

同日開催の東京ヤクルトスワローズ戦で引き分けに終わった巨人だが、2位・阪神タイガースも引き分けに終わったため優勝が決定。試合後、選手一同は整列してハイタッチをし、原辰徳監督も選手とハグをして喜びを分かち合っていく。

その後は恒例の胴上げに移っていくのだが、ここにまざまざとコロナウイルスの影響が。通常ならば選手が監督を胴上げするところだが、感染対策として、マスクと手袋を着けた球団スタッフが監督を胴上げしたのだ。

選手たちはこの胴上げを距離を取って囲み、密を避けた形で万歳を叫んでいく。これまで何度も胴上げを経験している巨人だが、コロナ禍における新しい生活様式では、その姿も様変わりを強いられたようだ。


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■パ・リーグでは胴上げを行わず

一方のパ・リーグでは、一足先の27日、福岡ソフトバンクホークスが3年ぶりの優勝を決めている。しかし、こちらは胴上げが行われず、選手・監督・孫正義オーナーらが距離を置いて輪を作り、テープが舞う中で万歳を叫ぶにとどまった。

もうひとつの恒例であるビールかけも、巨人・ソフトバンクともに、コロナ対策を理由に行なっていない。いずれも「新しい生活様式」での祝勝セレモニーとなり、アフターコロナ時代におけるプロ野球のあり方を印象づけることとなった。


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■SNSにはさまざまな声

これに対し、SNSには「今年の特別な胴上げだね」「コロナ時代のもの静かな胴上げでしたね」「これもこれで面白いし、新しい生活様式なんだなーと思う」など、様変わりした胴上げ風景にさまざまな反応が。

一方で、「ハグしてたら意味ないのでは」「今年のセパの優勝セレモニーの差はどういうこと?」「ソフトバンク見習って自粛してもらいたかった」など、対策をしたとはいえ、巨人側に対する疑問も見られている。

11月21日からは日本シリーズが開催予定。しかし、日本一に輝いたチームも、例年通りのセレモニーとはいかなそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太

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