「トイレで携帯いじってんじゃねぇ」 大手企業が個室天井に大型タイマー設置

携帯電話のトイレへの持ち込みを完全に禁じること、監視することは難しい。そこで大事になるのが、追い立てられるような緊張感なのか…。

2020/11/03 13:30

トイレでスマホ
(Jae Young Ju/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

トイレという完全に独りになれる個室。そこに何分間入っていようが、何をして過ごそうが、誰の干渉も受けたくないのが本音だ。だが自宅ならともかく、それが勤務先の共同で使用するトレイだとしたら…?



 

■トイレの天井に大型タイマー

中国で今、動画共有アプリ『TikTok』の強力なライバルといわれている『Kuaishou(快手)』。北京に本部を置くその企業が、社員が使用するトイレの天井に電光で掲示される大きなタイマーを設置し、社内で波紋を広げている。

社員の間からは「トイレの使用まで監視、干渉されるのは不愉快だ」「使用時間は健康状態次第だ」といった反感の声が噴出。しかし会社側は「そもそもトイレの数には限りがあり、実際に長い列ができている」と、現状について苦言を呈している。


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■一理ある会社の主張

各人が速やかに用を足して自分の席に戻ることは、仕事の生産性アップにつながる。お腹に不調を抱えた人が延々待つような状況を、何としても改善させたい。そう主張する会社側は、一歩も譲る気配を見せていない。

中国の大手メディアも、一理も二理もあるとして大きく取り上げたこの話題。「脂汗をかきながら長い列に並んでいる人は気の毒」「うちの会社もいつかそうなるかも…」などと、SNSでさっそく炎上している模様だ。

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■「ひとり1日10分まで」
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